日々の臨床において、中学校1年生の頃に生えてくる12歳永久歯(前から7番目の奥歯)が正しく生えない子が増えているように思えます。
私のホームページでも紹介しているプライス博士が言うように食の劇的な変化が影響しているように思えます。
日本においては戦後 劇的に食が変化し、特に最近はさらに急激に軟食化し、同時に質も変化しています。
次の写真は中1の子の左下の12歳永久歯です。まるで親知らずのように真横近くの状態で生えています。
このままでは自然に正しい向きになることはありません。
矯正治療で、左下の12歳永久歯を正しい向きにしています。
矯正治療においては何らかの器具を使うことがほとんどであり、特にワイヤー治療においては治療のリスクとして、歯磨きが一時的にしづらくなるために、虫歯のリスクがUPします。
そのために、患者さんは日頃のブラッシングに注意する必要があります。
拡大床を使用する場合は、一時的に発音しにくくなる場合がありますので、積極的な発声練習が必要になる場合があります。
夜用マウスピースを使用する場合は、最初は唾をうまく飲み込めないというケースがありますので、その場合は積極的な舌の筋機能訓練を必要とします。
個々の患者様の状態により結果が異なる場合があります。
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