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「うーん・・・」と、患者さんはどの矯正歯科さんへ行ったらよいのか分からず悩んでいるのだと思います
皆さんは、歯並びについて気になってはいるものの、どのようにその事を説明すればいいのか、誰に相談すればよいのか分からず、悩んでいることと思います。
そうですよね。
歯並び状況を診断・判断するための専門的な知識を得る機会が今まであまりなかったからです。
だから、何をどのように考えればよいのか、歯医者さんに行っても何が気になっているのかをどう伝えればいいかが分からず、相談できずにいることが多いようです。
歯医者さんのホームページを見て、どのように比較検討すればよいのかも分かりにくい点のひとつですね。
ホームぺージを見たり、歯医者さんに行ったり、とりあえず話を聞いてみたりした方は、
「治療費がいくらで」、「どんな装置を使って」、「抜歯をするかどうか」、「どのくらいの治療期間がかかるのか」 というふうに、とりあえず思いつきやすい判断基準を使って考えることが多いと思います。
私の個人的な見解を紹介します。
私が病院を受診する時、選ぶポイントとして、1番にドクターの「診断能力」が的確かどうかを見ます。臨床的診断が的確であれば、それに対する治療方針はほぼ正確であると思います。どんなに最先端の機器がそろっていても、的確な診断がなされなければ、治療は見当違いの方向を突き進んでしまいます。2番目に的確な処置をしているかどうかを見ます。
私はそういう点に注意しながら、どこの病院へ受診するのかを判断しています。
皆さんの判断に、少しでもお役に立てれば幸いです。
後もう一つ付け加えますと、特にお子さんにおいて「お金、装置を使用する期間など」だけを判断基準にすると、後々困った状態になるのは患者さん自身です(もちろん、これらも判断基準のうちですが)。
体を治すのは、壊れたラジオを直すのとは違います。電化製品を選ぶのとは訳が違います。
人によって状態が違うのです。歯の大きさも違えば、顎の大きさ、その他問題点の大小と数、永久歯への生え変わりのスピードも違い、同学年でもまちまちなのです。
ケースによって様々ですが、トータルで見て、私はやはり何事も少しでも
早めに楽しみながら予防することが大切だと考えます。
(大原歯科では予防に取り組みやすいシステムになっています。)
ただ単に、装置で短時間に見た目が良くなればよいのではありません。
問題なのは、その後なのです。
また、先送りしていて、将来 治療するための時間があるとは限りません。
それが、今まで臨床で仕事をしてきた私からの皆さんへのメッセージです。