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治療の一例(根管治療)
これまでに、数千本という歯の根 (歯の神経を取ったところ) の治療をしてきました。
定期健診を受けられている方の中で、私の技術的な問題で再治療したのは、3本です。
(そのうちの1本は乳歯、開業してからは私側の原因による根の再治療はゼロです)。
今まで3000本以上の根の治療をしていますが、今の段階では、成功率99.9%以上ということに なります。
「根の治療の目的は、根尖周囲組織の保護」
「根の先端周囲に炎症が起きにくい安定した状態を作り、そのことがその歯の健全な機能につながること」 です。
そのための手段の一つに 「根の先にしっかりと、薬を詰めること」 があります。
「根の管に薬を詰めた後の土台(コア)作りまでが、根管治療である」と考えています。
なぜならば、歯の土台となる材料は直接、根の管の防腐剤に触れるからです。
そのため私は、土台(コア)を歯に作る際、根の防腐剤が露出した面を薬液で滅菌します。
また、歯の根が破折しにくいように、土台を設計することも根管治療の一部です。
そのことにより、根尖周囲組織が保護されるからです。
私は必ず、レントゲンでフィットを確認した後に、土台を入れます。
また、根の治療は間接的、直接的に顎の骨に触れているわけですから、「根の治療は外科処置の一部」とも感じています。
それだけに衛生レベルには、とても気を使います。
歯を削る道具や、根の管を掃除する道具を、薬液と超音波をつかい、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)にかけます。
切削器具は入れ歯を削ったり、磨いたりする道具を含めて、全て滅菌済みです。
そのことも根の治療の好成績に繋がっていると考えています。
全ての歯が根の治療で残せるわけではなく、まず最初にその歯が残せそうかどうかを診断します。
根の治療で残せそうに無いと判断した場合は、抜歯などの外科処置になります。
根の治療で残せそうだと判断した場合のみ、根の治療をします。
歯の根の治療例
例1)
例2)
他医院で治療したところが、 ズキズキ痛くて来院、歯の根の管が、バイ菌でやられていました。
歯の根の管をキレイにして防腐剤をしっかり詰めて、治っていきました。
例3)
他医院で治療したところが、ズキズキ痛くて来院 歯の根の管が、バイ菌で やられていました。
歯の根の管をキレイにして防腐剤をしっかり詰めて、治っていきました。
下の写真は、土台や被せまでしなおした状態です。
例4)
医院で治療したところが、ズキズキ痛くて来院 歯の根の管が、バイ菌で やられていました。
歯の根の管をキレイにして防腐剤をしっかり詰めて、治っていきました。
上の写真は、土台や被せまで しなおした状態です。(右隣の親知らずは、大きな虫歯のため抜歯)
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