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6歳永久歯の後ろの7番目の歯の重要性
この写真は、小学校2年生の女の子の写真です。
過剰な歯が上顎に2本埋まっていたり、態癖で歯並びがとても狭くなっていて、右上の2番目が生えるスペースが全くありません。拡大床でまず顎の基礎を作って、良いタイミングからワイヤーに切り替えました。
次の写真は同じ患者さんの小学校6年生の時の写真です。小学校卒業式には前歯のワイヤーはない状態です。
現在中学校1年生ですが、6歳永久歯の後ろの7番目の歯が斜めに生えてきているので、奥歯だけのワイヤーで7番目の歯の傾きを修正しています。
上の写真のように、12歳の頃に生えてくる7番目の歯があなどれないのです。この7番目の歯が斜めに生えてくることが少なくないのです。12歳の頃は、親に口の中をなかなか見せてくれない年頃でもあります。
(6歳永久歯が一番後ろの頃は、虫歯があるかどうかを親御さんの多くは把握していますが、12歳の頃に生えてくる7番目の歯が虫歯になっているかどうかを把握している親御さんを見たことがありません。それほど、12歳というのは もうお口の中を見せない年頃なのです。)
矯正治療においては何らかの器具を使うことがほとんどであり、特にワイヤー治療においては治療のリスクとして、歯磨きが一時的にしづらくなるために、虫歯のリスクがUPします。
そのために、患者さんは日頃のブラッシングに注意する必要があります。
拡大床を使用する場合は、一時的に発音しにくくなる場合がありますので、積極的な発声練習が必要になる場合があります。
夜用マウスピースを使用する場合は、最初は唾をうまく飲み込めないというケースがありますので、その場合は積極的な舌の筋機能訓練を必要とします。
個々の患者様の状態により結果が異なる場合があります。
医院への質問・問い合わせは
TEL:092-892-5577
12歳永久歯が正しく生えない子が増えています。
日々の臨床において、中学校1年生の頃に生えてくる12歳永久歯(前から7番目の奥歯)が正しく生えない子が増えているように思えます。
私のホームページでも紹介しているプライス博士が言うように食の劇的な変化が影響しているように思えます。
日本においては戦後 劇的に食が変化し、特に最近はさらに急激に軟食化し、同時に質も変化しています。
次の写真は中1の子の左下の12歳永久歯です。まるで親知らずのように真横近くの状態で生えています。
このままでは自然に正しい向きになることはありません。
矯正治療で、左下の12歳永久歯を正しい向きにしています。
矯正治療においては何らかの器具を使うことがほとんどであり、特にワイヤー治療においては治療のリスクとして、歯磨きが一時的にしづらくなるために、虫歯のリスクがUPします。
そのために、患者さんは日頃のブラッシングに注意する必要があります。
拡大床を使用する場合は、一時的に発音しにくくなる場合がありますので、積極的な発声練習が必要になる場合があります。
夜用マウスピースを使用する場合は、最初は唾をうまく飲み込めないというケースがありますので、その場合は積極的な舌の筋機能訓練を必要とします。
個々の患者様の状態により結果が異なる場合があります。
医院への質問・問い合わせは
TEL:092-892-5577
3の倍数で変化していく子ども達
1歳半健診、3歳児健診、6歳で小学校入学、9歳で小学校の中心である3,4年生に、12歳で中学に入学、15歳で・・・、18歳で・・・、というふうに子ども達は、大まかに
3の倍数で心身と頭脳が変わっていきます。
(6歳の時に6歳永久歯が生え、その後ろの7番目の歯が12歳で生え、そのまた後ろの8番目の歯(親知らず)がおおよそ18歳で生えてきます・・・。なんだか神秘的ですね。)
まっすぐな坂を上るのではなく、らせん階段を1歩1歩上るように大人へ近づいていきます。
大事なのは、らせん階段の上部の行き先はあらかじめ決まっているのではなく、その子その子が日々をどのように過ごすかによって、目の前に出現する次の階段が異なり、階段の行き先が変わるということです。
6歳になって今までできなかったことが急にできるようになったり、小学校3、4年生にガラッとお子さんが変化し、言うことを聞かなくなったということを、すでにご経験をされた親御さんもいらっしゃることでしょう。
精神的な成長も勉強も運動も歯科治療も、この3の倍数の法則(?)を重視して取り組むと良いと思っています。
また、素直な人は良い指導者にめぐり合えれば、いくつになっても どこまでも成長するものだな、とも思います。
いつまで矯正するの?
私が良いと思うのは、次のようなパターンです。
「小学校6年生までに右の6歳永久歯から左の6歳永久歯まで間の全ての永久歯を整えて、小学校卒業までには少なくとも上下前歯にはワイヤーのない状態にして、中学校では12歳以降に生えてくる上下左右の7番目の歯(6歳永久歯の後ろ)がしっかり生えそろうように管理する。」
平均して小学校6年くらいには、乳歯は全て抜けるのですが、その頃には全部の永久歯が整っていた方が患者さんも楽です。
この写真は、小学校2年生の女の子の写真です
過剰な歯が上顎に2本埋まっていたり、態癖で歯並びがとても狭くなっていて、右上の2番目が生えるスペースが全くありません。拡大床でまず顎の基礎を作って、良いタイミングからワイヤーに切り替えました。
次の写真は同じ患者さんの小学校6年生の時の写真です
小学校卒業式には前歯のワイヤーはない状態です。
現在中学校1年生ですが、6歳永久歯の後ろの7番目の歯が斜めに生えてきているので、奥歯だけのワイヤーで7番目の歯の傾きを修正しています。
上の写真のように、12歳の頃に生えてくる7番目の歯があなどれないのです。この7番目の歯が斜めに生えてくることが少なくないのです。12歳の頃は、親に口の中をなかなか見せてくれない年頃でもあります。(6歳永久歯が一番後ろの頃は、虫歯があるかどうかを親御さんの多くは把握していますが、12歳の頃に生えてくる7番目の歯が虫歯になっているかどうかを把握している親御さんを見たことがありません。それほど、12歳というのは もうお口の中を見せない年頃なのです。)
患者さんからすれば、小学校6年の段階で、「上下の右の6歳永久歯から左の6歳永久歯まできれいに並んだ!矯正終わりだ!」と喜ぶお気持ちもよく分かるのですが、ところがどっこい、6歳永久歯の後ろに生えてくる7番目の歯が斜めに生えてくることがあり、そこまでを中学校の間に管理・処置する必要があります。
それを放置した場合は、大人になって咬み合せで苦労するでしょう(ご来院された人にはいつも模型を見てもらいながら詳しく説明しています)。
小学校低学年くらいから始めた多くの人は、小学校6年卒業までには少なくとも上下前歯のワイヤーが外れ、中学校になったら後は7番目の歯を調整するだけ(これが一番 患者さんも楽)になります(まれにその他の永久歯の萌出異常によって、そうならない場合もあります)。上下左右の7番目の歯がしっかり生え揃ったら処置は一段落で、後は定期検診。
小学校5年くらいから始めた場合は、スタートの状態によっても異なりますが、中学校に入ってもまだ前歯にワイヤーをつけているパターンが多いです。
いっき ちりょう・ にき ちりょうって何?
いっき ちりょう とは? にき ちりょう とは?
Ⅰ期治療とは? Ⅱ期治療とは?
Ⅰ期治療は まだ乳歯の残っているこどもの矯正のことです
Ⅱ期治療は 全部永久歯になった大人の矯正のことです
個人差はありますが、中学校くらいからがⅡ期治療になります。
自分で気付かない 「態癖(たいへき)」 ありますか?
態癖とは、頬杖(ほおづえ)、うつ伏せ寝、横寝など日常なにげなくしている癖のことです。毎日している癖です。つまりポーズの癖です。
態癖により顎や口の周りに、歯や骨をゆがませるよけいな力が かかります。
それにより歯並びが悪くなったり、歯周病が進行したりします。
この癖は、総入れ歯やインプラント治療や歯周病にも関係しているのです。
ショルダーバッグを片方の肩にかけ続けても、最終的に噛み合わせがわるくなったり、歯並びがみだれたりという症状につながります。 自分では何気なくしていて、気付いていないことが多いのですが、誰しも態癖をもっているものです。
「なくて七癖 あって四八癖」ともいいます。そういうものです。