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30代以降の歯を失う原因は歯周病です
歯周病予防と歯の強化に「ニガリ」の活用をオススメ!
「ニガリ」にはマグネシウムが入っています。
マグネシウム不足は、体へのカルシウムの取り込み不足を招き、余ったカルシウムは歯石として沈着します。
私は「重曹水+ニガリ1滴の溶液」を使って、「歯磨き」と「うがい」をしています。
たまに「シャボン玉石けん」の歯磨き粉を使います。
「シャボン玉石けん」歯磨き粉には「ラウリル硫酸ナトリウム」などの合成界面活性剤、「パラベン」などの防腐剤やフッ化ナトリウムが入っていません。
そのため安心して使用することができます。
私はフッ化ナトリウムの使用には消極的です。
患者さんがご希望されれば、フッ素の入った歯磨き粉も販売はしております。
虫歯の抑制・コントロールにおいては、臨床現場でフッ化ジアミン銀(商品名:サホライド)をよく使用します。
フッ化ナトリウムやフッ化ジアミン銀を使用する時は、患者さんに「飲み込まないように」繰り返し注意を促しています。
「ニガリ」については次のサイトをご参考ください。真実だと思います。
■歯周病について
80%以上の成人の方は、歯周病の初期状態になっています。
次のグラフは歯周病が原因で、抜歯になる割合を表したものです。
30才台以降は、急激に歯周病が進行するのがわかります。
30代以降の歯を失う理由は歯周病!!
「永久歯の抜歯原因調査報告書」より(財団法人8020推進財団)
厄年を境に、今までの無理が、いろいろと体に出てくるというのは本当ですね。
歯に症状が出た時は、かなり進行した状態と言えます。
その状態でも何とかリカバリーできる場合もありますが、残念ながら歯を残せないケースもあります。
重篤な症状が出る前に、是非歯科検診と予防をしましょう!!
(咬み合わせや様々な生活習慣も歯周病の原因になりますので、注意が必要です。)
■禁煙の勧め
歯周病の本質は歯を支える骨が溶けて無くなり、やがて歯が抜けていく怖い病気です。
歯周病のハグキは痛んだ骨を覆ったカーペットです。
歯周病の本質は、痛んだ骨にあります。
タバコを吸う習慣があると、歯周病が進行しても症状が出にくくなり、症状が出た時はかなり病態が進行しています。
タバコでカーペットが分厚くなるためその下がどんどんひどくなっても当人には気付きにくいのです。
大原歯科・矯正歯科では歯周病予防・治療のために、皆さんに禁煙を勧めています。
お問い合わせは おおはら歯科 電話:092-892-5577
成人の治療について
大人の患者さんが大原歯科に初めてご来院された場合、成人の約8割以上は歯周病になってしまっているため、通常は歯周検査を行います。
最初にレントゲンを撮影して、上下の歯型をとり、その後どのように治療をすすめていくのかをご説明します。また、歯周病検査を行います。3回目以降に上顎下顎に分けて歯石を除去し、必要があれば、さらにご来院いただき、ブラッシング指導もしながら、より細かく歯石を除去します。
緊急に治療が必要な部位がある場合は、上記内容にその処置分が追加されることになります。
40歳代以降の患者さんのみならず、20歳代後半の方や30歳代の方にも、このような歯周検査をお勧めしています。
というのも、特に女性は30歳代前後に歯周病が急激に進行してしまう場合があるからです。「自分は大丈夫」と思われている男性でも、40歳前後で同じことが起きることが多々あります。多くの患者さんを治療して、以上のようなことなので、基本的に細かい歯周病検査をしています。
どうしてもいう患者さんには、レントゲン撮影をした後に、細かい検査ではなく単純な検査をした上で、上下を2回に分けて歯石を除去し、ブラッシング指導を行っています。その場合は、3割負担で初診時に1700円前後、2回目来院時には1100円前後します。