大原歯科の理念
歯並びって大事!
アメリカやヨーロッパでは、歯並びが悪いと就職にかなり影響します。
歯並びを整え、虫歯をしっかり治療していることは社会的ステータスを表すとされています。その点、韓国も口元の意識が高いと感じます。
日本も今までは、「歯は命に直接関係しないから後回し」という考えで通用していました。
しかし、日本は欧米化が進み、グローバル化して世界中の国々と当たり前に付き合わないと仕事ができない時代になりました。お子さんが社会人になった時に、堂々と仕事ができるようになっているように願っています。
歯ならびも基礎が大事
スポーツや勉強と同じで、歯並びは基礎がとても大切です。
例えば、、、スポーツは基礎練習をしないで、いきなり試合をしても良い成績はでませんよね。ケガにつながることもあります。勉強においても、いざ受験本番になって、過去の試験問題の練習ばかりしていても、成績はあまり伸びません。
基礎的なことを積み重ねた上で、応用が利くのです。
勉強については、皆さん早めに情報を集め、少しずつコツコツと対策をされていると思います。
では、歯並びについては、どうでしょうか? この点を一番大切にしたいところです。
小学校に入る前から、歯の基礎となる土台をしっかりと観察する必要があります。
小学校2年生になったら、一度歯並びの相談をすることをお勧めします。
おおはら歯科・矯正歯科の考え方
「基礎的な歯科医療を通じて、前向きな患者さんに、安心と健康をもたらす」 です。
基礎の積み重ねが、応用になると考えます。
■口元だけを見て考えるのではなく、体全体も見ます
多くの患者さんは、お口元が何らかの形で気になるために来院されます。
なぜそうなっているか、
そのようなお口に関連する悩みがなぜ起きているのか、
患者さん(患児さん)の周囲を包み込んでいるものは何か、生活習慣はどうなのか?
食生活の具合はどうなのか?
食べ物の好き嫌いはどうなのか?おやつの摂取の仕方はどうか?
1口に何回噛んでいるのか?
右や左に偏って噛んでいないか?
常日頃している姿勢はどうなのか?
ショルダーバックをいつも片方の肩ばかりにかけてはいないか?
職業上、いつも同じ方向ばかり向いていないか?
いつも猫背で読書などをしているか?
頬杖をついたり、うつ伏せ寝、横寝などの習慣はないか。
そういう全体的な複数の条件が重なり合い、お口などの局所の症状があらわれます。
お口は単独に存在するのではなく、全身の一部として存在します。
根本から治そうとする場合、局所の処置もさることながら、患者さんを包み込んでいるものから、気付き、改善していく必要があります。そういうものが「包括的治療」であると考えます。
これは歯科だけではなく、他の科でも同じだと考えます。
■治癒能力の活性化すると、元気になります
医療者は病態を読む力、そして患者さんの治癒する力がどこにあるかを良く読み取る必要があります。
病態を読む際は、母親がわが子の体調の変化にピンッと気付くのと同じような力が必要です。
そのことを確かめるために、レントゲン等の検査があります。
そして次に大事なのが、どうすればその患者さんの治癒能力を活性化し、患者さんが良い顔になっていき、元気になっていくかを考えることです。
それには処置も大切ですが、食事のあり方等の患者さん側の生活習慣も、多いに関係しています。
お口や歯は歯根膜を良い条件にすると、とても活性化します。
■研究会発表風景
自分を切磋琢磨させ、患者さんに勉強したことを還元するため研究会で症例発表をしています。
平成 7年 シンガポールにおいて学会発表
平成19年 東京 筒井塾矯正研究会全国総会発表
平成20年 大阪 筒井塾矯正研究会全国総会発表
平成21年 福岡 筒井塾矯正研究会九州支部発表
頬杖(ほおづえ) ついてませんか?
なぜ、ほおづえ などの態癖が増えたのでしょうか。
筋肉には 「インナーマッスル」 「コアの筋肉」 と呼ばれるような、CTや解剖でしか確認 できないような体中心部分の筋肉があります。
それらは、ポパイの筋肉のように目立つ筋肉ではなく、体の内部に隠れ、生きるために根源的な力を発する筋肉です。
生活が便利になりすぎた現代人は、この筋肉が弱くなったために体を長時間 じっと支えることができず、何かに寄りかかったり、頬杖をついたり、しゃがみこんだり・・
が増えたのだと思います。
東京の倉治ななえ先生の記述が大変参考になりますので、ご興味のある方はホームページをご覧下さい。
お子さんがイスに座る時に、上半身がフラフラと不安定で落ち着きがない場合がありませんか?
そのことは、歯並びととても深く関っているのです。
全身の問題から歯並びが影響を受ける典型的なパターンの一つなのです。
舌の筋肉もインナーマッスルの一つである、と考えます。
ご相談は おおはら歯科 電話番号092-892-5577
口の中の 舌(した)をチェックしてみてください
舌が上にあまり上がらなかったり、よく動かない場合は 舌低位(ぜつ ていい)である可能性が 高いです。
舌(した)を上の歯の裏側につけてみてください。
くっつきますか? そのままの状態で大きく口をあけることができますか?
舌低位の原因をずっと紐解いていくと、母乳、哺乳瓶を与える方法、離乳食、
食のあり方と深く関っています。
おおはら歯科では 子育て矯正をしています。
矯正をする子の多くは、舌のトレーニングを必要とします。
また、一方で高齢者施設でも舌のトレーニングがあります。
今から育っていく子供達と、ご高齢の方が必要とするトレーニングは、とてもよく 似通っていると 思います。
それだけに舌など筋力は、生きる上で根源的な力だと思います。
おおはら歯科矯正患者さんのほぼ全員、何らかの口腔周囲筋の強弱のアンバランスがあります。
舌が上に上がらない、うまく動かせない舌低位などはその代表的なものです。
そのため、おおはら歯科の矯正患者さんには、メカニカルな歯の移動の他にオーダーメイドの口腔周囲筋のトレーニングが大事になります。
ご相談は おおはら歯科 電話番号092-892-5577
お口の中のことを安易に考えちゃ、後が大変です。
お口の中のこと、歯のことを安易に考えてはいけません。
もちろん虫歯もあなどってはいけませんが、虫歯がないからといって、かみ合わせなどが原因で成人以降、段々と歯を失うこともあります。
つまり、「虫歯が無いから」と言って安心できませんし、「見た目が気にならないから」と言って安心できるものではないのです。
(専門的に言うと、虫歯や歯周病だけが歯を失う原因ではありません。)
辛口に言えば、お口の中を長期安定させるのは、そんなに生やさしくないのです。
奥歯を失えば、それだけでバランスが不安定になり、悪循環に入り込んでしまいます。
歯に不自由すれば、もちろんご飯もおいしく食べられません。
後でリカバリーするのに、とてもお金と時間がかかってしまいます。
日本人って、なぜかお口や歯のことを簡単に考えてしまい、後でとても後悔することが多いです。そういう伝統・風習としか思えません。
しかし、欧米ではそういう考えは通用しませんし、日本もいろんな仕組みが少しずつ欧米化していることに注目する必要があります。
お口や歯のことを軽く考えてしまう風習も、段々と時代遅れになってきています。
(日本古来のすばらしい部分が欧米化してしまって、日本の良くないと思える風習はいまだに引きずっている、というようにも私は感じます。)